遺跡
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メディネトハブ
メディネトハブ(アラビア語でハブの町という意味)には、周壁の中に18王朝時代の神殿やラムセス3世時代の神殿、第25〜26王朝の礼拝堂が同居しています。
●作った人
ラムセス3世神殿:ラムセス3世
18王朝の神殿:ハトシェプスト、トトメス3世。
その後多くの王により増改築がなされています。
アメン女性祭司長たちの礼拝堂:アメニルディス他4人の女性祭司長
メディネトハブの見取り図はココ 。
保存状態はルクソール西岸でNo.1と言えると思います。
ラムセス3世神殿の第一塔門です。その前にはアメン女性祭司長の礼拝堂が
あります(右の写真)。
←戦うラムセス3世と、倒されちゃって混乱している敵。
↑敵のアップ! 皆さん、ひっくりかえっていますね。。。
第二中庭の柱廊の壁画には、神々に
供物を捧げるラムセス3世とともに、
ラムセス3世の王子達(未来のラムセス
4世、6世、7世、8世)も描かれています。
この王子達が王座に着くと、壁画に王の
カルトゥーシュが書き加えられたそうです。
←←←
一番左の写真の下の部分のアップです。
ラムセス6世のカルトゥーシュらしきもの
が見えますね!!
神殿内には彩色がまだ残っているものも多数あります。
真っ青なエジプトの空と比べてみると、青色がとってもキレイに
残っているのが分かりますね!!
オシリス神をしたラムセス3世の柱は損傷がひどいですね。これはコプト教徒が
一時期ココに教会を作っていたためでしょうか?
列柱室の柱は根元のみが残っている状況です。
それでも神聖な雰囲気は十分伝わってきます。
次回行くときには、第18王朝の神殿や、ラムセス3世神殿の外壁、王宮についても、じっくり&ぐるぐる見てきたいです。
このページを作成するにあたり、主として「古代エジプト神殿大百科」「王家の谷〜テーベの神殿とネクロポリス」「図説 古代エジプト2
「王家の谷と神々の遺産」篇」を参考とさせていただきました。